妖怪ウォッチをプレイしていると水木しげるを思い出す

公開日:  最終更新日:2016/02/03

妖怪ウォッチをプレイしていると水木しげるのことを思い出す。先日93歳で亡くなった水木しげるですが、彼こそが日本に妖怪ブームを引き起こした立役者でした。ゲゲゲの鬼太郎なら、世代を問わず誰もが幼いころに夢中になったことでしょう。そして、妖怪という存在に魅了されたはずです。妖怪ウォッチそのものは水木しげるとは直接的な関係はありませんが、妖怪に魅了されてしまう日本人の心性を育んだのはまぎれもなく水木しげるだったと思います。

私は四国の山奥の村に生まれたのですが、そこはゲゲゲの鬼太郎に登場する児啼爺の伝承が残る土地です。水木しげるはこの土地を訪れ、地元の誰もが忘れていた児啼爺という伝承を掬い上げ、それを漫画に描いたのです。そのおかげで以前は何も観光資源のなかった我が村が、今や妖怪の村としてたくさんの観光客を呼び寄せる土地となりました。

故郷に帰省するたびに、たくさんの観光客で賑わう我が村を見ていると、水木しげる先生は本当に偉大だなーとよく感心したものです。村を訪れる子供たちの中には妖怪ウォッチが大好きな子もたくさんいることでしょう。メダルに飢えてる子たちもたくさんいるはずです(笑)彼らのうち、いったいどれだけが水木しげる先生のことを知っているのでしょうか?妖怪ウォッチというゲームを通じて妖怪に慣れ親しんだのだから、その妖怪を日本人にとって馴染み深いものにしてくれた偉大な漫画家のことも知ってもらいと思わずにはいられません。

水木先生の訃報を聞いてからというもの、妖怪ウォッチをプレイしていると切ない気分になってきます。これからも日本ではたくさんの妖怪にまつわるゲームやアニメが生まれるでしょうが、いつしかやがて水木先生のことを忘れられていってしまうのでしょうか?しかし、水木しげる先生と同時代を生きた私たちは、妖怪がブームになるそのたびごとに、水木先生の記憶を呼び起こしていかなければならないと思います。偉大なる漫画家を風化させてはなりません。妖怪ブームの源流には水木先生がいることを忘れずにいたいものです。

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